【ジャパニーズレストラン】ジャパレスなんてと思ってる方必見、ジャパレスで働くことの実態【トロント】
ジャパレス、ジャパニーズレストランの略称で要は現地の日本食レストランのことなんですが、ワーホリや留学でトロントに来ている人たちの間では
「トロントに来てまでわざわざジャパレスでなんて働きたくない」
「仕事見つからないし最悪ジャパレスで働くか、、、」
とか負のイメージがつきまとう言葉です。笑
なぜかローカルのカフェやバーで働くことがすごくて、えらいような風潮があります。
僕も最初はそう思ってました。笑
では実際のところどうなのかジャパレス2軒で働いた経験からお伝えしたいと思います。
英語環境について
なぜそこまでジャパレスが忌み嫌われるのか?
理由は簡単です、日本人が多い環境で働くことで英語環境で無くなるのでは?
というイメージから毛嫌いされるわけです。
実際、最初に働いたジャパレスでは日本人マネージャーもいて半数以上が日本人でした。
もちろん、日本人同士では日本語で喋ることになるので、完璧な英語環境ではありませんが、日本人以外にも同僚には中国、韓国、フィリピンなど出身の人がいたので、英語も必要でした。
それに、お客さんの9割以上は日本人以外です。
トロントにある多くのジャパレスは中国人や韓国人経営が多く、
なんちゃって日本食なので、日本人はあまり来ません。笑
また逆に本格的な日本食レストランはお高いのでワーホリや留学で来ている人にはなかなか手が届きません。
何れにしてもお客さんと日本語を喋る機会はあまりないのが実態です。
また、お客さんから
「ヒラメってどんな魚??」
「この日本酒ってどんな感じ??」
「私は◯◯アレルギーがあるからこれをあれに変えてそれから調理方法はこうで、、、」
などの質問や依頼を受けたりします。
英語で答えられますか???
それに自分より英語ができる人にこういう時はどう言うか、
どう言う風にお客さんとコミュニケーションをとっているか、
またお客さんからのどう答えるかを聞けば、自分がレストランに行った時の参考にもなります。
今まで知らなかったボキャブラリーを覚えるチャンスはいっぱいあります。
要は自分でどれだけ勉強する気持ちを維持できるか次第です。
サーバーとして働こう!
ただ今まで話して来た内容はあくまでサーバーとして働いた場合の話です。
キッチンスタッフやディッシュウォッシャー、バッサー(お皿を下げたり、テーブルの片付けのみ)などで働いた場合は英語を話す機会はほとんどありません。
これは日本食レストランだけではありません。
英語環境にこだわり、ローカルのレストランやバーで働くことになったとしても、
キッチンスタッフだとそんなに話をする機会はありません。
なので多少英語に自信がなくてもサーバー志望で仕事探しすることをオススメします!
そしてサーバーとして働くことのメリットとしてはもう一つ、チップが貰えるということです。
最初に働いたレストランでは一日あたり70〜140ドル、
現在働いているレストランでは100〜150ドルもらっています。
しかもチップは毎週、キャッシュで貰えるのでこれがモチベーションにつながります。
美味しいまかない
レストランにもよりますが、まかないで日本食が食べれます!
1年近く日本を離れるとやっぱり日本食が恋しいものです。笑
それがタダで毎日食べれるというのはかなりメリットとしてでかいと思います。
最後に
当初働いてた店はなんちゃって日本食レストランの店でした。
カリフォルニアロールやクリームチーズの入ったフィラデルフィアロールなど、
日本では考えられないような寿司が出回っています。笑
まあそれはそれで美味しいのですが、
でも日本食ではないですよね、、、笑
それにお店によっては減塩醤油のボトルに水か何かで薄めた醤油を入れて提供していたり、
お客さんの方もご飯に醤油をドバドバかけたり、ガリを寿司の上に乗せて食べたり、
ランチのセットについてくるオニオンスープを味噌汁だと勘違いしてたり、
トロントではちゃんとした日本食を知らない人が多く、日本食を偽った店が大量にあります。
日本人としてそれに加担するのがどうしても嫌で前の店をやめ、
今はカナディアンのオーナーシェフですが、日本人の寿司職人の元で修行した人の店で働いています。
お客さんに寿司の正しい食べ方を説明したり、どの日本酒がオススメか
また日本の文化について説明できる機会があり、
お客さんもそれに興味を持ってくれるので、非常にやりがいがあります。
いかがでしょう?日本人として日本の文化を広めると言うのも海外だからできることの一つではないでしょうか?
以上、ジャパレスについてでした。